合否も重要だけれど理解はもっと重要、合否よりも完全な理解を目指した方が担当者レベルでは有効でしょう。

合格することは手段であって目的はココンプライアンス推進

ビジネスコンプライアンス検定に合格するためにはどうしたら良いのでしょうか。

ビジネスコンプライアンス検定の合格にまつわる話をまとめてご紹介します。

ビジネスコンプライアンス検定では、合格基準が初級と上級で異なります。求められる意味(レベル)が異なるので、当然と言えるでしょう。

初級では正解率65%以上、上級では正解率70%以上が合格基準とされています。

では、この合格基準を上回るためには、どの程度の勉強時間が必要でしょうか。

一つの目安としては、初級では20時間、上級では40時間とされています。

初級の20時間は、コンプライアンスの概要や意味を一から学ぶ場合の目安です。上級の40時間は、初級合格後の目安となっていますので、上級の場合には実質的には60時間と考えた方が適切だと言えます。

この数値は少し注意が必要です。一般的に、資格検定試験の場合には試験内容を「記憶」する必要があります。円周率のような無意味な数字の羅列を丸暗記するようなものではありませんが、とはいっても普段はあまり意識することないコンプライアンスという専門知識を覚えるというのは、相応に時間が必要となるでしょう。

先に挙げた勉強時間は、試験範囲を一通り理解するための時間であって、記憶する時間までは深まないと考えた方が良いと思います。

記憶するために費やす時間は個人さが大きく、数回で覚えることができる人もいれば、何度も繰り返したり、声に出したり、紙に書いたり、手法や時間は人さまざまです。

学習時間というのは、単なる目安にすぎませんので、参考程度の留めるのが無難です。

少し矛盾した表現ですが、「参考にはなるが当てにはならない」と考えてください。

初級と上級で大きく異なる合格率

ちなみに、合格率は初級で43%、上級で19%(回を重ねるごとにやや上昇しており、2017年度実績では初級・上級で57.8%と公式発表されています)となっています。

上級は初級をクリアした人が受検していると考えられますので、ハイレベルな試験であるといえます。

とはいえ、勉強してもいつ合格できるか分からないというレベルまで難易度が高いわけでもありません。上級になると、記述式問題が追加されるというところに着目する必要があります。

初級はマークシート式ですので、極端なことを言えば、何の勉強もしなくても、適当にマークをしておけば「運が良くて」合格することも不可能ではありません。

しかし、記述式はそのようなことは一切ありません。マークシートは機械が自動的に採点することが一般的ですが、記述式の場合には「人間が読んで採点」することになります。ですから、書いてなければゼロ点ですし、書いた分量による採点ではなく、あくまでも書いた「内容」に関して採点されることになります。

上級の場合には、運で合格することはないということになります。

しっかりとコンプライアンスに関して理解を深めておけば、記述式試験でも怖くはないはずです。記述式試験は勉強方法のやり方が分からないという質問がよく寄せられるのですが、口で話すようにするスピーチ学習が有効です。

人間は話せることは文章に落とし込んで書くことができますので、話す訓練をしていくと、試験において記述することができるでしょう。

 

コンプライアンス検定について

カテゴリ

Page top icon