コンプライアンスへの取り組みに遅れると危険です

コンプライアンス対策にデメリットはない

企業コンプライアンスへの取り組みが重要であるということは、以前から社会的に指摘されていました。

しかし、コンプライアンスの言葉の意味を知らない、時間やコストが掛かる、忙しくてそれどころではない、などという反応が支配的であったことから、取り組みを行わない企業は珍しくありませんでした。

現在では、企業コンプライアンスは、内部統制における4つの目標の1つとしても掲げられるほどの大きな存在です。

そのため、コストや時間などのデメリットを主張し、積極的に取り組む姿勢を見せない企業は減少傾向にあるのではないでしょうか。

企業コンプライアンスへは社会に定着しつつあり、意味が分からないという人も少なくなりつつあります。

例えば、「バイトテロ」というのは、現代のコンプライアンス違反として最も分かりやすい事例ではないでしょうか。

アルバイトが、業務中に不適切な動画を収録し、それをユーチューブなどへアップすることで、一般社会に向けて不適切動画を公開するものです。

アルバイトとしては、面白がって行っているのだけでそれ以上の目的はないことがほとんどです。しかし、会社にとってはこの行為は重大なコンプライアンス違反であり、アルバイトはもちろん、このような事態を防げなかった会社も共犯だと思われても仕方がないほどに、最近の社会は会社にとっても厳しい目を向けています。

youtubeで広く活動するユーチューバーという人達が増加していますが、ツールが普及して便利な時代になった反面、適切な使い方を操作方法ということだけではなく、コンプライアンスの観点からしっかりと見直す必要があります。

こうした状況下においては、いかなる理由があったとしても、コンプライアンスへに対して積極的に取り組む姿勢を見せない企業は、消費者は当然のこと、投資家からも良い評価を得られなくなってしまうでしょう。

コンプライアンスへの取り組みは経営そのもの

その結果、資金や人材不足を招き、最終的には業績や株価の低下に繋がる恐れがあります。

企業コンプライアンスへの取り組みが不十分であれば、社会的な責任を果たしていないというように受け取られることになる可能性があります。

企業コンプライアンスへの取り組みは、今後ますます、企業経営に対して大きなウェイトを占めていくものと言えるでしょう。

 

企業コンプライアンスについて理解する

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