コンプライアンス実習こそ定着させるために必要不可欠。コンプライアンスについて実際に取り組む実習について、その意味や価値を確認しましょう

コンプライアンス実習の有効性とは

コンプライアンスに関する研修や実習などの教育が、本当に企業にとって意味のあることなのかという疑問を抱く人がいるようです。

コンプライアンス実習こそコンプライアンスを定着させるためのポイントコンプライアンスに関する不祥事が生じてしまうと、現代においては特に社会の目が厳しくなっていますので、お客様からは見放され、取引先からも候補から外されるような事態を招いてしまいます。

それだけ、コンプライアンスに関する取り組みは非常に意味を持つことであり、力を入れるのは当然のことです。

むしろ、コンプライアンスへの適切な取り組みを怠るような企業は、競争社会においては淘汰される結果に繋がる可能性が高いといえます。

冒頭の「コンプライアンス教育に意味はあるのか」という問いかけに対しては、明確に「必要である」と言えるわけですが、別の観点として「研修や実習が有効な方法なのか」という問いかけもできます。

実習でどれだけ対応力を身につけたとしても、意味が無いと考える人もいるようです。確かに、社内で不正や違反が発生しなければ、対応力を発揮する場がありません。

そう考えると、意味が無いと考える人がいてもおかしくはないでしょう。実習に費やす時間を、他の業務に回したいと考える社員がいても、それは当然のことです。

効果は必ずしも目には見えないもの

そもそも、不正や違反が発生しないということは、それだけ企業活動が正常に行われているということになります。

言い換えれば、不正や違反が発生しない事こそ、コンプライアンスが浸透した証と言えるのです。

研修や実習によって不正発覚時の対応などを学ぶことで、無意識的に不正を起こさないようにしようという予防作用が働くということです。あるいは、自分ではそれほどコンプライアンスについて取り組みを深めていなくても、周りの社員の影響を受けて、良い意味で組織内に自制作用が働くということもあるはずです。

営業力研修などは、ダイレクトに研修の成果が売上数値などに反映されることから、非常に効果が分かりやすいという側面があります。コンプライアンスは、特にそのような直接的な因果関係を見出しにくい存在であることは事実ですが、間接的にさまざまなところに好影響を与えていることを知る必要があります。

コンプライアンス実習など学びの場での経験を活用する場所が少なければ少ないほど、人材の能力向上を実現でき、企業のブランド力が高まっていると考えることができるわけです。

 

コンプライアンス実習

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