企業コンプライアンスについて、あらためて重要性を確認しておくことも大切です

3つの観点からコンプライアンスの必要性を整理する

企業コンプライアンスが、近年重要視されています。

法令遵守(法令順守)という意味を持つコンプライアンスが、何故、今になって重要視されているのでしょうか。ここでは、重要視されている要因をまとめてご紹介します。

まずは、企業倫理や社会貢献への取り組みに対する評価を社会が要求するようになったことです。

企業として売上や利益などの業績が良好であるかどうかも含め、企業が社会的責任を果たしているだろうかという問いかけであり、高評価であればあるほど、ブランド力や信頼性は高まります。

続いて、不祥事の発覚です。

企業の不祥事は、企業そのものに損失をもたらすだけではなく、社会にとっても大きな損失をもたらすことがあります。例えば詐欺で多くの消費者が現金を奪われるようなことも、企業の不正(不祥事)によって起こることでしょう。

二度と不祥事や不正が起こらないような制度・仕組みが企業内部に求められるようになり、企業コンプライアンスに対する意識が高まったのです。

中小企業でも当てはまる経済のグローバル化

また、経済のグローバル化という変化により、日本だけでなく世界の国々の企業倫理を踏まえた行動が求められるようになりました。

これからの日本企業は国際社会での企業間競争に巻き込まれながらも、強みを活かした安定経営が求められています。

これらの対応策としても、企業コンプライアンスは要請されているわけです。

グローバル化と言われても、規模の小さな会社ではパッとしないかも知れませんが、私たちの身の回りを見てみれば、諸外国の製品で溢れています。

消費者からすれば、諸外国の製品と比較するようになってきているわけですから、その意味でグローバル化の進展は企業規模に関係なく影響を及ぼしているといえます。

雇用形態の変化による労働者の意識の変化も、要因の1つであるといえます。

こうした複数の要因によって、企業コンプライアンスは重要視されるようになりました。

 

企業コンプライアンスについて理解する

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