コンプライアンス教育は当たり前のことから始める

コンプライアンス意識とは何でしょうか

社員に対するコンプライアンス教育では、コンプライアンス意識を高めることがが重視されます。

一般的なコンプライアンス教育の画像では、このコンプライアンス意識とは一体どのような意味なのでしょうか。

それは、行為を行う際の問題点を見つけ、何をすべきかを認識し、自らが実践するという意味です。

社員の意識が高まれば、企業が利益だけを追い求める姿勢ではいけないという事が、現場感覚で良く理解できるようになります。

また、自分自身が会社と言う組織に属しながら業務活動を行うことで、社会的責任を果たしていくことができるという、意識向上(意識改革)も期待できます。

コンプライアンス教育では、まずは就業規則や社内規定の内容と、それらが持つ意味を伝えながら、焦らずにじっくりとコンプライアンスの浸透に向けた取り組みを行うことが大切です。

企業の制度やツールの意味を十分に説明することから始める

就業規則など、基本的な内容を伝え終わったならば、社内における情報伝達や相談窓口といった制度に関しても理解を促します。

社内に相談窓口が準備されていない企業では、体制整備を行ってから教育に着手するようにしてください。

最後に、ケースワークや行動における基準なども伝える事が重要です。

これらが、社員に対する一般的なコンプライアンス教育と言われているものです。企業ごとにそれぞれの教育内容の重み付けはあると思いますが、基本的な同じような内容と流れになります。

内容も重要なのですが、順序を追って教育を進めることを重視してください。いきなりケースワークを行っても、社員は混乱してしまいますし、相談窓口の説明にしていもなぜそれが社内に設置されているのかという前提に触れてからでないと社員は理解が難しいでしょう。

コンプライアンスに関して一定の知識があるコンプライアンス担当者などからすると、随分と初歩的な内容過ぎると思うかも知れませんが、コンプライアンスの場合には基本が最も大切になります。

ほとんどのコンプライアンス違反は、基本が出来ていない・理解が不十分なことによるものです。

コンプライアンス教育を難しく考えるのではなく、当たり前のことを当然のようにできるという流れにつなげていくことがポイントになります。

 

コンプライアンス教育について

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