コンプライアンスへの対応遅れは大きな事件になる可能性がある

コンプライアンス対応の中核となる要素とは

ビジネスの重要な条件とされる企業コンプライアンスには、どのような対応を行えば良いのでしょうか。

ここでは、企業コンプライアンスの対応において、中核(主軸)となる要素を紹介します。

まずは、合理的な組織運営です。組織は人の集合体によって構成されているもので、全体で一つでありながらも部分では一人の人間であるという性質を持っています。

そのため、合理性が強く要求されることになります。

続いて、法令遵守という直訳の意味を超えた、実質的な活動と判断です。

法令遵守という意味を持つ企業コンプライアンスですが、求められる取り組み・対応は、法令遵守だけに留まりません。

法令遵守という意味を踏まえた上で、それ以上の実質的な活動や判断が社員個人、そして企業には求められているのです。

最終的には社内統制システムの整備へ

最後に、企業統治としての部分も欠かすことができません。

企業統治(コーポレートガバナンス)に関しては、企業コンプライアンスとしての取り組みそのものです。

具体的には、適切な社内統制システムを整備し、それを介した注意・監督義務の社会的要請を発展させることが求められています。

これらが、企業コンプライアンス対応の中核となる要素です。

これらの要素はあくまでも中核ですから、他にも細かい部分での必要なものはたくさん存在します。コンプライアンス担当者は、コンプライアンスへの取り組みを深めていく中で必要なものを都度創造し、加えていくことによって自社オリジナルのシステムを構築することができます。

ここで出来上がったシステムは、まさに会社のノウハウともいえるもので、業績向上を実現するための大きな武器となるでしょう。

 

企業コンプライアンスについて理解する

カテゴリ

Page top icon